下平井の鳳凰の舞は、江戸風の「奴の舞」と、上方風の「鳳凰の舞」の二庭で構成されていて、全国的にもあまり類例がない貴重な民俗芸能です。はっきりとした伝承由来の文献はなく、雨乞いや悪疫退散の舞として奉納されています。毎年、秋に行われる平井のお祭りで披露され、三吉野会館で身支度したのち道行が始まり、春日神社など数箇所で演舞が披露されます。
令和4年11月、ユネスコ無形文化遺産に登録された「風流踊」。こちらは41件の伝統的な盆踊りや念仏踊りで構成されており、下平井の鳳凰の舞もその1つです。
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