瑞穂町は、都内でもトップクラスのお茶の一大産地です。「やぶきた」品種が東京狭山茶にも広く普及していて、甘みがあってコクのある渋みがミックスした濃厚な味が自慢。この味は、寒い冬を越えると一層深まり、さらには狭山火入れという独自の仕上げ技術製法がポイントになっています。
狭山茶と呼ばれるようになったのは、もともとは明治8年に埼玉県入間市に製茶輸出を行う「狭山会社」ができたのがキッカケ。現在では町内のいたる所にお茶畑が見られ、10カ所もの茶工場があり、八十八夜の頃になると一番茶の摘み取りが始まります。茶工場からはふわーっと爽やかなお茶の香りが漂ってきます。